建築基準法改正2015年06月01日

今日(6/1)から改正建築基準法が施工されます。

8年ぶりの大きな改正のようです。規制の強化と緩和を織りまぜた改正です。前回の改正では構造計算偽装による混乱から規制が強化され、建築業界全体の不況まで招きました。

今回の改正は、住宅に限ってはほとんど影響有りません。ただし、確認申請等の書類の変更があります。私のところでは、この書類の作成に民間のPCソフトを使っています。また、これらのデーターを元に過去の情報の管理も行っています。

今回、私のところでは、この改正時期をまたいだ確認の手続きがなかったので煩わしい思いをしなかったのですが、PCソフトの改訂のタイミングによってはデーターの書き換えやら作業の見直しを迫られます。

世の中、ある程度の修正は常に必要なのだと思います・・・何事も、より正確に・より使いやすくなるというのであればですが・・・。

建築基準法は当然全国一律の法です。その中の確認申請手続きも一律です・・・建築基準法が定めた部分についてはと言った方が正確です。基準法を直接補完する形で地域ごとに条例・細則・例規などと言う細かい追加がありこの事によって地域ごとに独特な手続き・書類作成をしなければなりません・・・中には複写の指定された紙を使わなければならない書類も存在します(当然のように有料で買うわけです)・・・。一度、その団体へ、なんで書式だけの規定ではだめなのか問い合わせましたが納得できる回答はありませんでした。不思議ですね、わざわざ手書きで複写紙へ書くと決めた団体・・・何枚も同じもの書かせては可哀想と思ったのでしょうか?。

法の改正による規制・緩和は時として新たな既得権を生む場合があります。