建前 ― 2016年05月24日
住宅建築で「建前」と言えば、上棟の事を言います。木造建築では柱梁を組み上げ、棟木を乗せて、一区切りとします。所謂、上棟の神事になります(最近はやらないことも多くなりました)。
テレビの熊本地震ニュースで、地震直後の断水復旧が思うように進まなかった原因として、水道配管図の不備・工事用工具が被災地以外のものと仕様が違い使えなかった等を流していました。
水道配管図をちゃんと作っていなかったというのには驚きなのですが、工具の仕様が違うので復旧の手助けができないというのには、一瞬、目を丸くしてしまいました(どれだけ特殊な地域なんだろうと?)。
これらの件とは話の筋が違うかもしれません。もちろん一部の行政なのでしょう、どうでも良いことを、独自のものに作り替えたがるようです。
建築関係での書類の提出で時々出くわします。
たとえば、消防同意の必要な確認申請の場合、普通に考えれば、消防法の適合も含めて確認申請書(書類+図面)としているのですから、これら一式提出すればいいかと思うのですが、私の住むこの地区では、消防独自の申請書の提出を要求されます。以前質問した事があります。法律上の規定にも新たな書式で提出する理由はないでしょうと質問したところ、危険物についての記述が確認申請書には無いから、とかなんとか・・・。それじゃ、危険物があるか無いか、あるとすればどれだけかその部分だけ別に添付すればいいでしょうと・・・。
それでは後で、防火対象物として見返すのに困る、云々・・・。
ほとんど意味は解らず・・・。要するに、今までやってきたんだからこれ付けろと、付けないんじゃ受け付けないよ ! と、只それだけの事、そう理解した次第です。
書類を1枚か2枚別に作って、申請者・設計者の判を押して・・・、確認申請書とは別に作るので、これがまた、書き込みの間違いがあったりするんです・・・困った事に。お互い、余計な仕事しているように思います。
私はお客さんから、公務員は税金からの収入・所得です。
報道はこういった災害から、制度として直していかなければならない事をもう少し掘り下げ、かつ継続して放送してもらいたいと思います。
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