古家具2017年11月15日

真岡の古家具店へ出かけ、ガラス障子の付いた食器戸棚を見つけてしまいました。幅1800奥行き450高さ1800、900が2段になったものです。


これまでの我が家の食器収納、いかんせん使いづらく(この家に引っ越すときに物々交換で手に入れた物で、何時かは作り変えなければと思っていました)、少し前に、キッチンメーカーに既製品での見積もりを取っていました。

キッチンメーカーのショールームでは、この既製品が正直良いのか悪いのかわかりませんでした。現状より使いやすくなるだろう事はわかるのですが、我が家の台所が良くなるかどうかはわかりません。良くはならないだろうなというのが素直な感想でした。


この古家具、配達には結構な運送費が掛かりそうなので、後日トラックを借りて取りに行くことにし注文して帰ります。それから週末を利用して2ヶ月、クリーニングやら枠の補強・棚の追加・障子の修理、それから仕上がりの図面を書いて開き戸付きの吊り戸棚、引き出しを家具屋に作ってもらい、木製カウンターはネットで注文します。

カウンターは取り回しを考えて(当然予算の事もあり)板厚の少し薄いものとしました(ちょっと薄すぎた感じがします)。材種はベイツガです。これは、現在の建物の見切り材と同じもので比較的安い部類のものです。週末ごとにこれらを組み立てていきます。

吊り戸棚にした上部部分は、妻の要望で上下に二度高さ調整で取り付け直しをします。

全体の仕上げはオイル拭き取りとし2種類のオイルを使っています。カウンター面は水シミが付きづらいという謳い文句のもの(仕上げが若干、ツルッとなりすぎるような気がしました)、扉等はキヌカを塗っています。


ガラス障子は上下桟・敷居・鴨居ともかなり減っていました。当て木をして補修しました。古家具店では展示する段階で塗装や補修をしていたようです。ただ、これが曲者で、かえって後の手間が増えてしまいました。







「My back pages 」 22016年10月17日

ノーベル文学賞の受賞には、あのボブディラン? と驚きました。

当時、ラジオから流れる「こんばんは落合恵子です」という声、番組のなかで流れる泉谷や吉田拓郎の歌が青春そのものだった私にとって、あの頃ののボブディランは少し遠い位置にあったように思い出されます。



あぶらぜみ2016年07月23日


木陰になる場所へ移動して、午後2時間ほどウトウト・・・。
先週は、もう一人の「かあちゃん」が突然亡くなってしまった。今月は会いに行こうと思いながら一月二月過ぎてしまった。盆前には出かけるぞと思っていたら、突然亡くなったとの知らせ、、、。

今年初めてのアブラゼミの抜け殻を発見、、、
まだ、蝉の鳴き声は聞こえてこないが、ちゃんと活動している。

毛皮をまとって、それは暑いのだろうが、悠々と歩いている。

堂々巡りの話も聞けなくなってしまった。子供たち共々、寂しみを感じながらみおくりをした。

山ヒル2016年07月08日

「無題」 紙屋清貴 1987

「無題」 紙屋清貴 1987

話としては聞いていたのですが、実際、遭遇してゾッとしてしまいました。
同じ佐野市ですが私の所から一時間ほど北に向かった処です。

深い緑と清流は市街地とは別天地です。舗装された道路から見える川の流れに誘われて少し急な土手を下りていきます。勢いのある流れと冷たい水は思った以上の自然を感じます。

1~2分、景色に慣れてくるころ、ミミズくらいの太さのものが、ひょいと伸びあがって揺れているのが見えてきました。「山ヒル」だなと思ったら、あちこちにいます。

触らないように、上手く避けながら土手を這い上がり道路に戻りました。と、足元を見ると、靴にもズボンの裾にも「山ヒル」はくっ付いています。他には、お互い背中のほうまで確認しあっていたら、脇の所に一匹くっ付いているのを発見、すごいスピードで移動しているようです。

道中、ここの家もあそこも空き家か・・・、などと、空き家の多いことにため息しながらたどり着いた先は、一時眺める素晴らしい景色とは少し様子の違う自然があるようです。

帰りがけ、「もし、ヒルが人を襲うという意思を持ったら人間なんて簡単に滅ぶかもしれないなぁ」という誰かの意見に、少し前のあの狼狽えようを思い出し納得してしまいました。

風景2016年06月20日


大野隆司作「抒情風景師(4
大野隆司作「抒情風景集」より「都会で疑わしきは、正午の輝き」1988
作品は、地紙につや消しの金紙を置き、典具帖と言う極薄の和紙を重ねて墨摺りしています。

建築の設計がスタートするときの建て主と設計者との視点の違いを想像します。

建て主は叙事的→抒情的→叙事的
設計者は抒情的→叙事的→抒情的

大概、建て主と設計者は上段の真ん中の位置に出会い設計がスタートしますます。大野隆司「抒情風景集」を見ていて、ふと思いが巡りました。


塩屋 手前みそ通信2016年06月17日

もう、30年は過ぎただろうと思います。
須坂市にある「塩屋醸造」というところの味噌を使い始めたのは、地元の建築士会の旅行で立ち寄ったのが始まりでした。
土壁に付く常在菌が味噌造りに・・云々、なんだか旨そうです。

「玉造みそ」、お土産として買って帰ったのが始まりでした。いまでは、これ以外の味噌での味噌汁が我が家の食卓に出る事はありません。

ギフトの案内と一緒に送られてきた「手前みそ通信」、その中の記事「蔵の落書き」で塩屋の蔵は古民具、道具としての蔵だと言っています。また、「塩屋の蔵でダンスパフォーマン」では醤油蔵を地元の小学生から高校生までダンスパホーマンスが行われたと紹介しています。

30何年か前に一度だけお邪魔しただけなので蔵の使い勝手は全く想像できません。

味噌作ったり醤油を作ったり、ダンスをしたりベーゴマしたり、どんな使われ方をしているのかもう一度訪ねてみたくなりました。

ちなみに、こちら佐野市は鋳物の町でもあります。工芸品からベーゴマまで作っています。

2016年05月26日


「季節はずれのりんご」大野隆司
「季節はずれのりんご」大野隆司 1986

食べ物に限って言えば、一番うまく食べられる時期がその食べ物にとっての「旬」と言う事になります。そういう意味では、今熟しているからと言って、必ずしも旬とは言えません。

子供の頃、その年一番のキュウリを待って「冷や汁」を作ってもらいました。キュウリの香り・歯ごたえ、しその香り、ごまの香り、味噌の味、まさに一体となった「旬」そのものでした。

建前2016年05月24日

住宅建築で「建前」と言えば、上棟の事を言います。木造建築では柱梁を組み上げ、棟木を乗せて、一区切りとします。所謂、上棟の神事になります(最近はやらないことも多くなりました)。

テレビの熊本地震ニュースで、地震直後の断水復旧が思うように進まなかった原因として、水道配管図の不備・工事用工具が被災地以外のものと仕様が違い使えなかった等を流していました。

水道配管図をちゃんと作っていなかったというのには驚きなのですが、工具の仕様が違うので復旧の手助けができないというのには、一瞬、目を丸くしてしまいました(どれだけ特殊な地域なんだろうと?)。

これらの件とは話の筋が違うかもしれません。もちろん一部の行政なのでしょう、どうでも良いことを、独自のものに作り替えたがるようです。

建築関係での書類の提出で時々出くわします。

たとえば、消防同意の必要な確認申請の場合、普通に考えれば、消防法の適合も含めて確認申請書(書類+図面)としているのですから、これら一式提出すればいいかと思うのですが、私の住むこの地区では、消防独自の申請書の提出を要求されます。以前質問した事があります。法律上の規定にも新たな書式で提出する理由はないでしょうと質問したところ、危険物についての記述が確認申請書には無いから、とかなんとか・・・。それじゃ、危険物があるか無いか、あるとすればどれだけかその部分だけ別に添付すればいいでしょうと・・・。

それでは後で、防火対象物として見返すのに困る、云々・・・。

ほとんど意味は解らず・・・。要するに、今までやってきたんだからこれ付けろと、付けないんじゃ受け付けないよ ! と、只それだけの事、そう理解した次第です。

書類を1枚か2枚別に作って、申請者・設計者の判を押して・・・、確認申請書とは別に作るので、これがまた、書き込みの間違いがあったりするんです・・・困った事に。お互い、余計な仕事しているように思います。

私はお客さんから、公務員は税金からの収入・所得です。

報道はこういった災害から、制度として直していかなければならない事をもう少し掘り下げ、かつ継続して放送してもらいたいと思います。


蚤の市2016年05月16日


東京蚤の市

東京蚤の市
何年かぶりで高速バスを使って東京まで出かけてきました。最近は、車が便利で、東京へは出かけていました。今回、会場が京王多摩川駅のすぐ前と言う事もあって、新宿までバスで行くことにしました。

「東京蚤の市」会場はなかなかの人出です。それこそラッシシュアワー並です。

思いの外、良い値段のものが多いように感じました。古けりゃなんでもいいのか?と、一声かけたくなるようなものもなかにはあります。
そうは言っても世の中、人それぞれ、いろいろなものに興味があることに気づかされます。

アンカーコップ
アンカーコップ、、、娘に値切を手伝ってもらい500円で購入!
家に帰って汚れを落とし、、、楽しみです。
ガラス表面の細かい筋、色合い、手に持った質感と重さ、やはり実物を見ながらの品定めは楽しい時間です。

缶ビールも、紙パックからのジュースもこのコップへ注いで飲めばまた格別です・・・のようなきがします。

新宿駅バス発着場はすっかり様変わりしていました。きれいで便利で、さすが東京のはずなのですが、到着フロアー・出発フロアーとも女子トイレの不足なのでしょう待たされること、待たされること・・・。一緒の妻の問題で結局、私も待たされました。

男子トイレ「小-4 大-2」女子トイレ「大-4」がワンフロアー 一カ所ずつ
今時、どこへ行っても女>男の人数割合です。まぁ、懲りないんですね・・・この手の計画・・・。この手の懲りなさには熊本地震への対応も連想されます。

五月の空2016年05月09日

本当は去年も一昨年もこんなにきれいな五月の空だったのかもしれません。

ユズリハも陽をすかして空を見上げています。

ミズヒキは日差しと共に五月の空を映しています。