田せり2016年03月08日


猫の漁師/大野隆司
[猫の漁師/大野隆司 2002年]

2月の最後の日曜日に近くの田んぼへ芹摘みに出掛けました。
早くは、年が明けた頃から栽培物が直売所で売られているのですが、あの強い香りに期待を込めて田んぼへ向かいます。

自生の物としては少し早いのかも知れません。空堀になったいつもの所を探します。

どこでも生えていそうで、そうでもないんですね、これが・・・。

水路から離れていて、人の通りのないところを探します。田の縁や畦はまだちょっと時期が早いようです。また、この辺の田んぼや水路が想っている以上に汚れていることに気づかされます。

1時間ほどでおひたしと天ぷら4~5人分程を見つけることが出来ました。家に帰ってまた30分ほどかけて下ごしらえします。

おしたしは期待以上の香りです。てんぷらは店に並んでいる栽培物でも良かったかなと思えるうすい香りでした。こちらは期待が勝っていたようです。

この時期は花粉との戦いでもあります。

戻り冬2016年03月09日


網走湖夕景/紙屋清貴
[網走湖夕景/紙屋清貴 詩画集「風景・冬」より 1986]
「行き止まりの季節は 錯綜した季節の ほんの一部/紙屋清貴」

黒い影となった対岸の木々は、やがて来る春の陽に照らされて湖面をも緑色に染めるのでしょう。

街の色22016年03月13日


30数年前に設計し竣工した建物です。今で言うところのカフェでした。
現在は美容室として使われているようです。

通りから少し奥まった小高い場所に位置することから、遠目にも目に付く建物を想像しながら設計を進めました。まぁ、実際は小さい建物で、かたちで目立つことはないだろうと思い、色をどうするか悩んだことを思い出します。

緑を背景にした青、土色や街の灰色の中にある青、想像は膨らむのですが現実のペイントの青はなかなか建物に当てはまりません。

水彩絵の具でいろいろな色を作っては太陽の光の下で試してみます。

鮮やかな青色を想像しながら進めていたのですが、これが、だんだんと品のない色の方向へ進んで行くのです。

サックスブルーと言われる少しくすんだ青から色の濃淡を試して、現場の色としました。

現在は、青とは全く違う色の建物になっていますが、これも時間を積み重ねた街の色そのものなのでしょう。

時間2016年03月26日


再利用の梁
もったいないことは解っていても簡単に処分してしまいます。
上の写真は小屋裏に隠れていた梁の再利用です。和室の天井に使いました。

住宅の建て替えで、建て主から「何か記憶を引き継ぎたい」と言う要望です。今まで隠れていた構造材を見えるところに使うことにしました。下の写真も和室への廊下の天井に古い梁の一部を見せています。

再利用の梁2


よもぎ・くさ餅2016年03月29日

食材として購入した「よもぎ」を使ってくさ餅をついたのですが、香りも色もイマイチでした。その少し前に、去年採って冷凍しておいた「よもぎ」で作ったくさ餅は子供の頃記憶したくさ餅の味がしました。

和菓子屋のくさ餅は旨い店ほど和菓子のくさ餅になってしまいます。

子供の頃食べたくさ餅の味は忘れられません。

この前の日曜に近くの田んぼへ出掛けて驚きました。畦や堀の草が茶色に枯れているのです。それも、一面、ほとんどと言っていいほどの範囲で見られます。

除草剤で処理してあるんですね。

経済的事情か環境行政の結果か解りませんが、嫌な風景でした。

残留農薬の影響があるのか無いのか、私には解りません・・・・。

ぐるりと自転車で廻って「よもぎ」を摘みました。田んぼからは離れた小高いところを探した次第です。安心であるかどうかは距離があるからと言っても解らないのですが・・・。