山ヒル2016年07月08日

「無題」 紙屋清貴 1987

「無題」 紙屋清貴 1987

話としては聞いていたのですが、実際、遭遇してゾッとしてしまいました。
同じ佐野市ですが私の所から一時間ほど北に向かった処です。

深い緑と清流は市街地とは別天地です。舗装された道路から見える川の流れに誘われて少し急な土手を下りていきます。勢いのある流れと冷たい水は思った以上の自然を感じます。

1~2分、景色に慣れてくるころ、ミミズくらいの太さのものが、ひょいと伸びあがって揺れているのが見えてきました。「山ヒル」だなと思ったら、あちこちにいます。

触らないように、上手く避けながら土手を這い上がり道路に戻りました。と、足元を見ると、靴にもズボンの裾にも「山ヒル」はくっ付いています。他には、お互い背中のほうまで確認しあっていたら、脇の所に一匹くっ付いているのを発見、すごいスピードで移動しているようです。

道中、ここの家もあそこも空き家か・・・、などと、空き家の多いことにため息しながらたどり着いた先は、一時眺める素晴らしい景色とは少し様子の違う自然があるようです。

帰りがけ、「もし、ヒルが人を襲うという意思を持ったら人間なんて簡単に滅ぶかもしれないなぁ」という誰かの意見に、少し前のあの狼狽えようを思い出し納得してしまいました。

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