うだつ2015年04月13日

壁を伸ばしている
うだつが上がるあがらないの「うだつ」の話です。建築的な用途としては防火袖壁ですね。佐野市内でも大通りに1軒みられます。長野県の海野宿は通りの風景としても良い雰囲気を作っています。現代では外壁・開口部の放火性能が良くなって、たいがいの建物は防火上の袖壁を必要としません。財力が出来ても、わざわざ「うだつ」をあげる必要がなくなったのです。

私の住んでいるところ、10年くらい前までは畑が結構残っていました。冬になるとその畑がくせ者で、西風・・想像以上の強風・・が大いに表土を巻き上げるのです。それはまさしく砂嵐、西風が吹くたびに窓台がうっすら埃だらけ、それが冬になると連日ですからたまりません。

そこで、「うだつ」が防火目的であるならなんとか防風目的で袖壁は付けられないかと思った次第です。南側へ西風が回り込まないよう西壁を跳ね出して伸ばしてみました。

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