計画2016年05月10日

最初の想像や思い付きで計画が進むことはほとんどありません。
仕事そのものの依頼が無くなることも多いので、結果、計画のスタートで思い描いた全体像が形になることはまず無いと言えます。

リタイアした人の住宅計画がこのところ続いています。

この場合、新たな提案は、本当に必要なのかどうか?・・・、悩ましいところです。
大部分の人は今までの生活の延長で十分のような気がするのです。


五月の空2016年05月09日

本当は去年も一昨年もこんなにきれいな五月の空だったのかもしれません。

ユズリハも陽をすかして空を見上げています。

ミズヒキは日差しと共に五月の空を映しています。



四神相応2016年04月16日

後どの位経てば災害におびえる事無く生活できる時代になるのだろうかと夢想します。

作られ壊れたものは、どんな形かで必ず復元できます。熊本城も間違いなく復元します。命があれば大概何とかなるものです。

佐野市には朱雀という地区があります。また、奈良渕と言う地区もあります。こんな地名からも「四神相応」を連想します。

自然災害の中でも地震は同時に多くの人がもっとも恐怖を感じる災害です。そんな重大な災害の中にあっても国全体の内、大多数は変わらない日常を送る事ができています。だからこそ、その大多数の日常があって復旧・復興につながるのです。

今回の地震は今までにない形だと言います。避難所としての建物が安全を脅かす存在になるかもしれません。個人も含め、これからはもっと地域に即した対応を考えなければならなくなります。

そく災害への対応にはならないのでしょうが、普段から地域の特性を見ておく必要がありそうです。

1年間2016年04月12日

ちょうど一年経ちました。

昨日は一日中西風で夕方から一気に気温が下がりました。
冬に戻ったような寒さです。

ちょうど一年前、雪と桜が同居する景色に出会いました。
私のところから車で40分、同じ佐野市でも少し山の方へ入っていくと別世界があったのを思い出します。

よもぎ・くさ餅2016年03月29日

食材として購入した「よもぎ」を使ってくさ餅をついたのですが、香りも色もイマイチでした。その少し前に、去年採って冷凍しておいた「よもぎ」で作ったくさ餅は子供の頃記憶したくさ餅の味がしました。

和菓子屋のくさ餅は旨い店ほど和菓子のくさ餅になってしまいます。

子供の頃食べたくさ餅の味は忘れられません。

この前の日曜に近くの田んぼへ出掛けて驚きました。畦や堀の草が茶色に枯れているのです。それも、一面、ほとんどと言っていいほどの範囲で見られます。

除草剤で処理してあるんですね。

経済的事情か環境行政の結果か解りませんが、嫌な風景でした。

残留農薬の影響があるのか無いのか、私には解りません・・・・。

ぐるりと自転車で廻って「よもぎ」を摘みました。田んぼからは離れた小高いところを探した次第です。安心であるかどうかは距離があるからと言っても解らないのですが・・・。

時間2016年03月26日


再利用の梁
もったいないことは解っていても簡単に処分してしまいます。
上の写真は小屋裏に隠れていた梁の再利用です。和室の天井に使いました。

住宅の建て替えで、建て主から「何か記憶を引き継ぎたい」と言う要望です。今まで隠れていた構造材を見えるところに使うことにしました。下の写真も和室への廊下の天井に古い梁の一部を見せています。

再利用の梁2


街の色22016年03月13日


30数年前に設計し竣工した建物です。今で言うところのカフェでした。
現在は美容室として使われているようです。

通りから少し奥まった小高い場所に位置することから、遠目にも目に付く建物を想像しながら設計を進めました。まぁ、実際は小さい建物で、かたちで目立つことはないだろうと思い、色をどうするか悩んだことを思い出します。

緑を背景にした青、土色や街の灰色の中にある青、想像は膨らむのですが現実のペイントの青はなかなか建物に当てはまりません。

水彩絵の具でいろいろな色を作っては太陽の光の下で試してみます。

鮮やかな青色を想像しながら進めていたのですが、これが、だんだんと品のない色の方向へ進んで行くのです。

サックスブルーと言われる少しくすんだ青から色の濃淡を試して、現場の色としました。

現在は、青とは全く違う色の建物になっていますが、これも時間を積み重ねた街の色そのものなのでしょう。

戻り冬2016年03月09日


網走湖夕景/紙屋清貴
[網走湖夕景/紙屋清貴 詩画集「風景・冬」より 1986]
「行き止まりの季節は 錯綜した季節の ほんの一部/紙屋清貴」

黒い影となった対岸の木々は、やがて来る春の陽に照らされて湖面をも緑色に染めるのでしょう。

田せり2016年03月08日


猫の漁師/大野隆司
[猫の漁師/大野隆司 2002年]

2月の最後の日曜日に近くの田んぼへ芹摘みに出掛けました。
早くは、年が明けた頃から栽培物が直売所で売られているのですが、あの強い香りに期待を込めて田んぼへ向かいます。

自生の物としては少し早いのかも知れません。空堀になったいつもの所を探します。

どこでも生えていそうで、そうでもないんですね、これが・・・。

水路から離れていて、人の通りのないところを探します。田の縁や畦はまだちょっと時期が早いようです。また、この辺の田んぼや水路が想っている以上に汚れていることに気づかされます。

1時間ほどでおひたしと天ぷら4~5人分程を見つけることが出来ました。家に帰ってまた30分ほどかけて下ごしらえします。

おしたしは期待以上の香りです。てんぷらは店に並んでいる栽培物でも良かったかなと思えるうすい香りでした。こちらは期待が勝っていたようです。

この時期は花粉との戦いでもあります。

街の色2016年02月26日

美容室+住宅
30年くらい前に設計・竣工した「美容室+住宅」です。
現在もほぼ当時のままの外観・用途を保っているようです。

ほとんどの建物は光りや温度・湿度による埃の付着などによる劣化により無彩色化していきます。特に日本の建物は湿度の影響による汚れの付着が思っている以上に大きいのではないかと考えられます。

商業施設の場合、建物その物の寿命に比べて商業施設としての寿命は極端に短いと言う現実があります。オーナーの経営的条件も加わると尚更です。

綺麗なグレーから時間とともに街の色へと変化をしていく・・・・。ゆっくりと変化していくイメージを想って設計を進めた記憶が少しだけ思い出されます。

美容室
こちらの建物も27~28年くらい前に設計・竣工した「美容室」です。
現在は美容室は廃業され事務所として貸し出されているようです。

建築のデザインがその用途として、その時代に受け入れられるかと言う問題の解決と経営的条件、特に個人経営の場合の事業継続への条件は建築20年を過ぎた頃から悩ましい問題として現れます。