変化22015年12月25日


渓流/笹島喜平
[渓流/笹島喜平 1956 ] 

墨摺の木版画が好きだったことがきっかけで版画作品に興味を持ったのですが、笹島喜平の特徴的な版画技法(拓摺)は好きになれず、地元作家で作品を観る機会も多かったのに興味も湧きませんでした。

年齢というのは感じ方も変えるのか「渓流/笹島喜平」を観て一気に好きになりました。今から数年前のことです。

写真ではわかりづらいのですが、和紙に流れの水がしみ出すようにも見えます。

まぁ、それでも、拓摺作品はどうも古い感じがして好きにはなれません。この摺、笹島喜平の作品としては新しい物に多いのですが・・・。

持ち家に限って言えば、ほとんどの人は30年、40年と一度の住まいに住み続けるのだろうと思います。この長いスパンを乗り越えられる住宅、変化を受け入れられる住宅・・・私にとっては難しいですが・・・何時も頭の隅に置いておく必要がありそうです。