ダイニングチェアー2015年08月22日

Uidum /Johannes Anderson
ダイニングテーブル・チェアー、リビングソファー、新しい家になると新しい家具・・・買いそろえる人は多いですね。若い家庭も古くからの家庭も変わりなく家の新築と同時に新しい家具をそろえます。新築と同時ですから1~2ヶ月の内にそれを決められているようです。

私の所は、ダイニングとリビング、玄関 (区切りがなく繋がっています)に椅子が17脚あります。広い家ではないので椅子の方が目立つほどです。そのほか3人掛けのソファーがあります。当初、嫁のダイニングチェアー2脚から増え始め30年で今の数になりました。少し前までもう少し多かったのですが、子供たちが自分の所へ持って行って、今は少し少なくなりました。座面の張り替え、犬にかじられた脚の修理やらをして今に繋がっています。

写真は我が家で一番座り心地の良い椅子です。Uldum Mobelfabrick製造のもので1960年代のものです。座面の革にひび割れが見られたのですが馬油をすり込んでなじませたらあまり目立たなくなりました。フレームのローズウッドも傷だらけだったのですが、まぁまぁ見られる程度に回復しています。座り心地は本当に良いですね。

フィンユールデザインの椅子も最近では日本の工房で製作されていると聞きます。日本の家具製造技術は世界トップクラスなんでしょうね。そんな製造技術を持つ日本では、みなさんそのとき限りの使い勝手で家具選びをしているのでしょうね? 本当にもったいないですね・・・お金もそうですが、見る目やそれを使うであろう時間の蓄積がもったいない気がします。